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今回は、指定文字数で改行する方法について解説していきます。
この記事では以下のことがわかります。
- 置換機能で指定文字数で改行する方法
- 正規表現で指定文字数を選択する方法
- 折り返し位置に改行をつけてコピーの操作
「置換」機能を使い"指定文字数で改行"する方法
- 指定文字数で改行する範囲を選択し、置換ダイアログを開きます。
(『Ctrl + R』または『メニュー → 検索 → 置換(R)』) - 置換ダイアログは以下のように入力する。
「置換前(N)」 .{1.5} ※5を任意の文字数
「置換後(P)」 $&\r\n
「正規表現(E)」 チェックON
「範囲」 選択範囲にチェックON - 『すべて置換』をクリックして実行する。
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実行結果
あいうえおかきくけこさしすせそたち1234567
↓
あいうえお
かきくけお
さしすせそ
たち123
4567
かきくけお
さしすせそ
たち123
4567
実行すると5文字ずつ改行されます。
この方法では、半角文字と全角文字はそれぞれ1文字としてカウントされます。
文章を横幅をぴったり揃えたい場合、以下を試してみましょう。
- 変換機能で半角→全角や全角→半角で文字の大きさを整える。
- 折り返し位置に改行を付けてコピーする。(後で紹介)
正規表現の解説
正規表現 | 意味 |
---|---|
. | 任意の1文字(\nを除く) |
{1,5} | 直前パターン 1回以上5回以下 |
$& | マッチした文字列全体 ※置換後に使える参照 |
\r\n | 改行 |
置換前の『.{1,5}』は何かの文字1~5文字を選択しています。
置換後の『$&\r\n』は置換前に選択文字(5文字以下のところ)に改行を加える、という意味になっています。
つまり、「選択範囲内の文字列を5文字ずつ選択し、改行する。」ということをしています。
「折り返し位置に改行を付けてコピーする」機能を使う方法
次に紹介するのは、「折り返し位置に改行を付けてコピーする」と「折り返し桁数」を使った方法です。
手軽な方法
- 「設定(O)」→「折り返し方法」→「右端で折り返す」をクリック
(またはCtrl+Alt+W) - サクラエディタのウィンドウを折り返したい桁まで縮める。
- コピーしたい範囲を選択する。
- 「編集」→「折り返し位置に改行を付けてコピーする」をクリック
- 縮めたウィンドウを元の戻して、コピーしたものを好きな位置へ貼り付ける。
タイプ別設定を変更し、桁数を指定する方法
- 「設定」→「タイプ別設定」をクリック
- タイプ別設定の「スクリーン」タブ→折り返し桁数に、改行したい桁数を入力し、OKを押す。
- 「設定(O)」→「折り返し方法」→「指定桁で折り返す」をクリック
(またはCtrl+Alt+S) - 「メニュー」→「編集」→「折り返し位置に改行を付けてコピーする」
- コピーしたい範囲を選択する。
- 「編集」→「折り返し位置に改行を付けてコピーする」をクリック
- 「設定(O)」→「折り返し方法」→「折り返さない」をクリック
(またはCtrl+Alt+X) - コピーしたものを好きな位置へ貼り付ける。
実行すると、手軽な方法・桁数を指定する方法ともに、
改行がついた状態で貼り付けされています。
あとがき
今回は、私がコピペするときにたまに使うテクニックの紹介でした。
たまに使う程度なので、私の備忘も兼ねての記事でございました。
コピペすると、やたらと右側に文字が突き抜けていくときがあります。
そんな場合、知っていると結構便利です。
この記事が、効率的な開発作業のお役に立てればなによりです。
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